シュナイダー恵子の青春

photo of Keiko
Schneider シュナイダー恵子の日本語自己紹介ページへようこそ。このページの他にも 英語版 があります。そこでは、もう少し標準的な私の仕事などがかいてありますので そちらもぜひご覧ください。それから、最近習い始めた スペイン語版 もありますので、それも見てみてください。このページでは、恥かしながら、私の青春時代のお話しをしようと思います。

そう、これこそ私の青春。もしかしたら、みなさん、私は小さい時から英語が大好きだったと想像したかもしれませんが高校で大学進学を考えるときまで英語は単なる教科にすぎませんでした。小学校4年生のある日翌年からのクラブ活動を選ぶ'ためにクラブまわりをしました。ブラスバンドクラブは、毎年運動会のときにマーチングの発表をしていてベレー帽のユニフォームがかっこよく、入りたいと思ったのです。クラブの先生が私は唇が厚いし、きっとチューバがあうだろうとおっしゃったのです。5年生になって、正式に始めようというときにどういうわけか、チューバは他の人にとられてしまっていて、トランペットしか残っていないといわれました。(ブラス業界ではラッパといいいます。)その当時父が音楽の先生をしていたこともあり、家にトランペットも置いてあったので、母はガマンしてトランペットにするよう薦めたのですが、少女恵子ちゃんはどういうわけか、チューバにこだわっていました。そのこだわりが功を奏したのかチューバではないのですが、そのミニサイズのユーフォニウム(こっちでいうバリトンのいとこみたいなものです。)に落ち着きました。

そのころ私の生まれ育った滋賀県では高校総体、それからその二年後に国体があるということでマーチングバンドの養成に力を入れていたのでしょう。小学校の運動会の発表でも今から考えると結構難かしいフォーメーションを取り入れていました。中学に入学し当然吹奏学部に入り、ユーフォニウムを続けることになりました。中1のときは、高校総体で先輩たちはマーチングバンドの練習に励んでいました。ここのブラスの先生は中西芳路先生とおっしゃって、めったに生徒をほめるタイプではありませんでした。でも卒業前に先輩たちをやっとほめるという習慣があり、わたしも3年生になったら思いっきりほめてもらえるようにと一生懸命練習しました。毎年夏のコンクールでは、2年生と3年生の時に関西大会まで進出しました。母が2年生の関西進出のお祝いに楽器を買ってくれました。

高校に入ってもブラスを続けたいと思い、県内のブラスの強い高校に入りました。そこでも一生懸命練習して、高校2年生の時にはAグループに入れてもらい、二回関西大会に出場できました。一回金賞をもらって、全国大会に行けるかと一瞬思いましたが、やはり関西のカベはあつく、そこまではいきませんでした。

大学は地元の教員養成大学に入ることができて、そこでもブラスがありました。ただ、今度は同じ年にユーフォーを持っていて吹ける人が私の他に二人もいました。一人はトロンボーンにまわったのですが、全体のバランスからして、ユーフォーが多すぎるのは目に見えていました。3回生のときにニュージーランドに留学することになり、そこでのホストファミリーにさっそく市民バンドをさがしてもらいました。ソフトケースに楽器を入れて太平洋を南下しました。ニュージーランドはイギリスの影響が強く、ブラスバンドというと木管なしの本当の「ブラス」バンドでした。その上トランペットの代りにコルネットが、ホルンの代りにメロホンが使われていて全体的にまろやかな響きがしました。そういう環境なのでユーフォニウムは花形でした。ところが、ここで私ははじめて、エスバスに出会いました。エスバスというのはユーフォニウムと普通吹奏楽で使われるビーフラットの真ん中でバリチューバアンサンブルでとても重要な役割を果たしてトいました。

日本に帰り、また大学バンドにもどって、エスバスを買ってチューバに転向しました。(帰ってきたら後輩ばかりで何もモンクを言う人はいなかったのですが、1、2回生の時は、どうして女の子がチューバを吹くのかという先輩がずいぶんいました。)仲間とバリチューバでアンサンブルコンテストにも出場しました。他にちゃんとしたチューバ担当者がいなかったので(後輩は初心者だったので)卒業してからもしばらくフリーターをしながら活動に参加しました。

残念ながらアメリカの大学院留学には楽器を持って来ることができず、ユーフォーもチューバも大学のときの後輩に売ることになりました。こちらでは、バーモント州ブラテルボロのアメリカンリージョンバンドでお世話になりましたが、ニューメキシコに引っ越してからは夕方にクラスがあることもあって、音楽活動からはすっかり遠のいてしまいました。また、いつかやってみたいと密かに願っているのですが、、、

このサイトと私について
私のしおり